Pullman-Standard 4,900cu.ft. Hy-Cube Boxcar
Union Pacific Railroad UP 518255




アトラス社製品の解説に拠れば、1960年代の中頃、家電製品を3段に積む目的で開発されたボックスカー。西部及び中西部のNP、CB&Q、UP、ICG、Milw、D&RGW、AT&SFなどに納入された。背が高く目立つ存在で、各鉄道は比較的派手な塗装を施した。より大きな車体が開発されたため、2、3年の製造だったという。
ハイキューブ・ボックスカーは他に60フィートや86フィート車がある中で、40'車は寸詰まりに見えるという興味を惹く存在ではあるものの、実見することは稀で、またモデルも見つけ難いようだ。車端上部を白く塗り「EXCESS HEIGHT CAR」、車側台枠付近の両端に黄色の枠で「EXCESS HEIGHT」とあるのがハイキューブ・カーの証。またこの車は1967年4月新造と標記されている。なお、綴りで"Hy-Cube"はPS社のブランドで、一般には"Hi-Cube"とする様だ。
このモデルは、床板と台車がダイキャストで、後者は軸端キャップが回転するが、側梁は固定である。