



製品からは床のジョウゴ構造や、車端部の柱、屋根上のハッチが流用され、屋根板や側板、縦リブは素材から調達されている。
手すりやハシゴの段がプラスチックの0.5mm線で驚くが、失っていた一部を黄銅線で補った。またウエイト、手ブレーキハンドルを追加し、台車をKTMのダイキャスト製(70トン・ローラー・ベアリング)に交換した。タッチアップにはスカ色クリームを用い、剥がれかけていたリューブ・プレートをIndustrial Modelsのものに貼り換えた。
この車番そのものの実物写真がRR Picture Archives Netにアップされて、撮影日は2009年。
元ACL 121936で、Classic Freight Cars Vol.11 High Capacity Covered Hopersのp5に掲載されているACL 122358と同じグループに属する。プルマン・スタンダード社の1967年製で、121800-122399。2929cu.ft.で100トン車。表記はLD LMT 201,700、LT WT 61,300となっている。
PS-2オリジナルの製造時期は1950年代で、3-bayは2893cu.ft.の70トン車であり、1967年製造のこの車両は容積をはじめ各部に変化がある。Pullman-Standard Color Guide to Freight Equipmentによれば、この車の積荷はphosphate(リン酸肥料)。Car Builders' Cyclopedia 1966には2929cu.ft.として、SAL30873と、ACL89274の写真が掲載されている。
モデルは、プロトタイプをよくトレースしているものの、屋根の傾きが大きく屋根板端面が薄過ぎて、重量や容積の表記類が不適切。
【追記】このモデルをTrainorders.comで紹介。2014-01-13
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