もしやと思って、片刃カミソリをネットで検索すると、売っていた。販売が終了しているはずなので、感激! 「フェザー 青箱片刃 10枚入」228円。在庫の6箱を全部と、送料を合わせて1,658円。これで、心置きなく押切用のノミができる。
ところで、我々の世代でペーパー車体の貼りあわせといったら「水で薄めた木工ボンド」。これはモハメイドペーパー氏から昨日いただいたコメントの通り。さらに2枚の紙の目を縦横にして変形を防ぐというのが標準だった。
次は、1972年というから42年前に作った1/80のジュラ電。3枚のアイボリー紙を縦・横・縦と重ねて、その上にリベット用のアート紙が貼ってあるから4重。いうなればプリント合板と一緒。その甲斐あって反りや外れは全くない。今度の1/45にも同程度の耐久性を求める。

ところが、最近の自作記事を雑誌に追ったものの、押しなべてこういう工作法が採られていない。接着には両面テープやサフェーサー、瞬間接着剤。後2者は切り口などの成型というか、硬くする目的でも使われている。
それと、窓抜きに片刃ノミが出てこない。でも、作品はシャープな出来栄えばかり。これは驚き。
ジュラ電はリベット付だから、妻と側にはサフェーサーなんか塗ってないし、3段の側窓は折刃式カッターでは到底無理。
当方がアメリカ型にウツツを抜かしている間に、世の中が変わってしまった。
よし! こうなったら、モーロクジジイのインゴーパワーを見せてやる(笑)